急変対応でまた先輩より動けなかった。
申し送りのあと、「また迷惑をかけた」と落ち込みながら、頭の中で失敗の場面が何度も繰り返される。
「やっぱり自分にはセンスがないのかもしれない」。
そう思いながら、布団の中で「急性期 センスない」と検索したのではないでしょうか。
「努力不足だから」「向いていないから」。
そう決めつける前に、急性期という環境との関係を一緒に整理していきたいと思います。
これは、今日のあなたのための記事です。
急性期で「センスがない」と思うほど、自分を責めてしまうあなたへ
失敗するたびに、「私だけできない」と感じてしまう。
その気持ちを、まずはここで受け止めさせてください。
失敗するたび「私だけできない」と思ってしまう
急変対応で、先輩のようにすぐ動けなかった。
優先順位の判断に迷い、気づけば時間だけが過ぎていた。
申し送りのあと、その場面を何度も思い出して、「また私だけできなかった」と落ち込む。
同期は問題なくこなしているように見えて、自分だけが取り残されている気がする。
そんな夜が続いているのではないでしょうか。
努力しても成長できない気がして苦しくなる
人より努力しているはずなのに、周りとの差が縮まらない。
「このまま頑張っても、変われないのかもしれない」。
そう感じてしまうのは、とてもつらいことです。
でも、それはあなたが頑張っていないからではありません。
むしろ、真剣に向き合ってきたからこそ、その差を強く感じてしまうのです。
周りについていけず、「私だけできない」と自分を責めてしまう人は、こちらの記事も参考になります。
→ 急性期についていけない…「私だけできない」と自分を責めてしまう看護師さんへ
「センスがない」と感じるのは、本当に能力不足なのでしょうか
「また私だけできなかった」。
そう思ってしまうのは、能力がないからではなく、急性期という環境が影響していることもあります。
急性期は経験者でも判断に迷う場面が多い
急性期では、「また判断が遅れた」と感じる場面が続きます。
急変対応や優先順位の判断は、経験者であっても迷うことが少なくありません。
その中で、常に的確な判断を求められる環境そのものが、負荷の高いものなのです。
3年目のあなたが戸惑うのは、決して不自然なことではありません。
急性期との相性と看護師の適性は同じではない
急性期でうまくいかないことと、看護師としての適性は、実は別の話です。
急性期に強く求められるスピード感や判断力は、看護師としての能力のすべてではありません。
「急性期で通用しないから、自分には向いていない」と決めつけるのは、少し早いかもしれません。
急性期が合わないことで、「看護師そのものに向いていないのでは」と感じている人は、こちらの記事も参考になります。
→ 急性期が向いてない…「看護師に向いてない」と自分を責めてしまうあなたへ
なぜ「センスがない」と思っても辞められないのでしょうか
能力不足だと思い込みながらも、辞める決断はできない。
その理由を、少し言葉にしてみましょう。
「まだ3年だから」と自分を追い込み続けてしまう
「3年は続けるべき」「みんな乗り越えている」。
そんな言葉を自分に言い聞かせて、我慢を続けてしまう。
人手不足の職場で、辞めると言い出すことへの罪悪感もある。
「まだ3年だから」という言葉が、あなたをさらに追い込んでいないでしょうか。
辞めたら本当に看護師失格だと思い込んでしまう
「センスがないまま辞めたら、看護師として失格だ」。
そう思ってしまう気持ちは、あなたの責任感の強さの表れです。
でも、その思い込みが、あなた自身を苦しめる原因にもなっています。
辞めることと、看護師として失格であることは、決して同じ意味ではありません。
急性期を辞めたいと思いながらも、「逃げなのでは」と決断できない人は、こちらの記事も参考になります。
→ 急性期を辞めたい…「逃げなのでは」と決断できない看護師さんへ
「センスがない」と思い込み続けると、自分まで否定してしまいます
「私だけできない」と思い続けるほど、自分の評価まで下がってしまいます。
だからこそ、そのまま我慢し続ける危険性について考えてみましょう。
「できない自分」が当たり前になってしまう
「私だけできない」という思い込みが続くと、それが当たり前の自己評価になってしまいます。
本当は環境との相性の問題かもしれないのに、「自分の能力が低いからだ」と結論づけてしまう。
そうなると、どこで働いても自信を持てなくなってしまう危険があります。
看護師そのものに向いていないと思い込んでしまう
急性期でうまくいかないだけなのに、「看護師そのものに向いていない」と思い込んでしまう。
これは、多くの人が陥ってしまう思い込みです。
でも、その思い込みのまま結論を出してしまうのは、あなた自身にとって、あまりに惜しいことです。
「センスがない」と感じたときに考えたい3つの選択肢
ここまで読んで、「私だけじゃなかった」と感じてもらえたなら嬉しいです。
ここからは、今すぐ辞めることを勧めるものではなく、考えられる3つの選択肢を整理してお伝えします。
今の職場に残る場合
環境を変えずに、今の急性期で経験を積み続けるという選択です。
慣れた環境で成長を目指せる一方、今の苦しさが続く可能性もあります。
「まだ改善の余地がある」と感じているなら、選択肢の一つになります。
部署異動・働き方変更をする場合
看護師を続けながら、病棟や働き方を変えるという選択です。
負担が軽くなる可能性はありますが、希望が通るまで時間がかかることもあります。
「看護師は続けたいけれど、急性期はつらい」と感じているなら、検討する価値があります。
環境を変える場合
急性期以外の環境で働くという選択です。
自分に合う環境であれば、力を発揮できる可能性が広がります。
一方で、転職活動への不安や、新しい環境に慣れる時間も必要になります。
「慢性的に苦しく、改善の見込みが少ない」と感じているなら、視野に入れてもいい選択肢です。
環境を変えたい気持ちはあるけれど、辞めた後のことが不安で動けない人は、こちらの記事も参考になります。
→ 看護師を辞めた後が不安…「辞めたいのに動けない」あなたへ
「センスがない」で終わらせる前に、他の働き方も知ってみませんか
急性期でうまくいかないからといって、あなたに看護師としてのセンスがないとは限りません。
自分に合う環境を知ることで、見える景色が変わることもあります。
まずは、急性期以外にどんな働き方があるのか、覗いてみませんか。
今すぐ転職を決めなくても大丈夫です。
まずは知ることから始めてみてください。
まとめ
「センスがない」と感じてしまう夜が続いているとしても、それだけであなたを否定する必要はありません。
環境との相性という視点を持つことで、見え方は変わってきます。
「センスがない」と「向いていない」は同じではない
急性期でうまくいかないことと、看護師として向いていないことは、同じ意味ではありません。
まずはその違いを、自分自身に伝えてあげてください。
自分を責める前に、環境という視点も持ってほしい
努力しても変わらないと感じるとき、能力の問題だけで片付けなくてもいいのです。
環境という視点を持つことが、次の一歩を考えるきっかけになるはずです。

