「また夜勤だ」
勤務表を見た瞬間に、
涙が出た。
泣くつもりなんてなかった。
なのに、目から勝手にこぼれてきた。
勤務表を見た瞬間に涙が出た。
布団に入っても眠れなかった。
「また夜勤だ」
そう思っただけなのに、
涙が止まらなくなった。
誰にも言えない。
「夜勤で泣くなんて、弱すぎる」
「看護師向いてないのかな」
「みんな普通にやってるのに、自分だけおかしい」
そう思いながら、
また今日も出勤した。
ミスへの恐怖。
急変対応の不安。
人手不足で誰も余裕がない病棟。
ナースコールが鳴り続ける夜。
そういうものが積み重なって、
今の夜勤が、大きな負担になっている気がしている。
でも辞められない。
この記事は、
夜勤前に泣きながらスマホを開いたあなたへ向けて書いています。
解決策を押しつける記事じゃない。
転職しろと言う記事でもない。
「夜勤前に泣く自分は、
おかしくない」
まずそれだけ、伝えたい。
看護師の夜勤前に泣くのは甘えではありません
「また夜勤だ」と思った瞬間に涙が出ることはありませんか
夜勤当日だけじゃない。
前日の夜、勤務表を見た瞬間、
「次の夜勤まであと2日」とわかった瞬間。
そのたびに涙が出てしまう人もいます。
泣きながら出勤する。
泣きながら制服に着替える。
誰にも気づかれないように
化粧直しをしてから病棟へ入る。
それって、おかしいことじゃない。
それだけのものを、
毎回背負って夜勤へ行っているということだ。
勤務表を見ただけで気持ちが沈み、夜勤そのものが怖くなっている人は、こちらの記事も参考になります。
→ 看護師の夜勤が怖い…「また夜勤だ」と思うだけで苦しくなるのは限界のサインかもしれません
泣くほどつらくても誰にも言えないことがあります
「夜勤前に泣いた」なんて、
職場では言えない。
先輩には弱音を言える雰囲気がない。
同期にも「自分だけしんどいのかな」と思うと言い出しにくい。
師長に相談しても、何も変わらなかった経験がある。
だから一人で抱えている。
夜勤前に泣いているなんて、誰にも言えない。
だから余計に、
自分だけがおかしいように感じてしまう。
でも、
同じような気持ちで、夜中に検索している人もいます。
夜中に「夜勤前 泣く 看護師」で検索して、
この記事にたどり着いたあなたのように。
同じように悩んでいる人もいます。
夜勤前に泣いてしまうほど苦しくなるのはなぜなのか
急変対応やミスへの恐怖が頭から離れない
理由なんて、
本当は自分でも分かっているのかもしれない。
急変が怖い。
ミスが怖い。
怖い先輩がいる。
人手不足で、
誰にも余裕がない。
それでも、
「泣くほどなのは自分がおかしいのかな」
と思ってしまうから、
余計につらくなる。
夜勤前に眠れない・動悸がする状態が続いている
夜勤前日に眠れない。
布団の中で夜勤中の場面を何度も思い返す。
動悸がして、体が緊張したまま朝を迎える。
眠れないまま夜勤へ行く。
それが何度も続いている。
夜勤のことを考えると眠れず、「寝なきゃ」と焦るほど目が冴えてしまう人は、こちらの記事も参考になります。
→ 看護師の夜勤前に眠れない…「また夜勤だ」と思うだけで不安になるのは限界のサインかもしれません
まだ病棟に行っていないのに、
体だけが先に夜勤へ向かっているみたいに
緊張してしまう。
布団に入っても眠れない。
スマホを見ても落ち着かない。
何も起きていないのに、
心臓だけが先に夜勤を始めているみたいになる。
夜勤が近づくだけで心臓がバクバクして、体の緊張が収まらない人は、こちらの記事も参考になります。
→ 看護師の夜勤前に動悸がするのは甘えじゃない…「また夜勤だ」と思うだけで心臓がバクバクするなら限界のサインかもしれません
「泣くなんて弱い」と自分を責め続けている
泣いた後、
決まって自己嫌悪が来る。
「こんなことで泣くなんて」
「看護師向いてない」
「もっとしっかりしなきゃ」
でも、
月5〜6回の夜勤をこなしながら、
新人の指導も担いながら、
人手不足の病棟で毎日動き続けている。
それを「普通のこと」として
自分を責め続けるのは、
少し違うと思う。
泣いてしまうのは弱いからではなく、それだけ夜勤による負担が大きくなっているのかもしれません。
夜勤がつらいのに辞められない理由
奨学金や親の反対がブレーキになる
奨学金がある。
親に話したら反対されそう。
「せっかく看護師になったのに」と言われる気がする。
その罪悪感が、
「辞めたい」という気持ちより先に来てしまう。
自分のしんどさを、
誰かへの申し訳なさで上書きしてしまっている。
真面目な人ほど、そうなりやすい。
「3年は続けるべき」という空気が苦しい
言葉にされなくても、
病棟にその空気はある。
先輩たちはそうしてきた。
同期もまだいる。
「3年未満で辞めたら逃げた人になる」
その空気が、
辞めたい気持ちにブレーキをかける。
でも、「3年続けるべき」という考え方が、すべての人に当てはまるわけではありません。
夜勤前に涙が出る状態が続いているなら、経験年数だけを理由に、そのつらさを否定する必要はありません。
転職して失敗するのが怖い
「次の職場も夜勤が多かったら」
「また人間関係がしんどかったら」
「今より悪い環境だったら」
今の病院がつらくても、
「転職=改善」とは限らない怖さがある。
その怖さは、
慎重に考えているからこそ出てくるものだ。
おかしくない。
夜勤前に泣く状態が続くと感じやすいこと
夜勤の日以外も気持ちが休まらなくなる
最初は「夜勤前だけ」泣いていた。
でもそれが続くと、
夜勤と関係ない日も気持ちが浮かばなくなることがある。
「次の夜勤まであと3日」
「あと2日」
「明日だ」
気づけば、
休みの日まで夜勤を中心に考えるようになる。
本当は休みなのに、
心だけずっと病棟にいるみたいになる。
出勤そのものが怖くなることがある
夜勤前につらい状態が続くと、夜勤に限らず出勤前全般が苦しくなることもあります。
日勤の前日も眠れなくなる。
仕事や病院のことを考えるだけで、不安が強くなることもあります。
つらい状態が続くほど、回復まで時間がかかると感じることもあります。
自分より病棟を優先し続けてしまう
「人手不足だから休めない」
「自分が休んだら申し訳ない」
その気持ち、すごくわかる。
でも夜勤前に泣くほど追い詰められているなら、
一人で我慢し続ける必要はありません。
病棟の人手不足を、
あなた一人が背負い続ける必要はない。
今まで十分すぎるほど頑張ってきた。
だから、
自分のことを考える時間があってもいい。
涙が続いている、眠れない、動悸がする、食事が取れないなど、症状が強い場合や日常生活にも影響している場合は、無理に我慢を続けず、かかりつけ医や心療内科・精神科、職場に産業医がいる場合は産業医などへ相談することも検討してください。
夜勤の負担を減らすために考えられる選択肢
今の職場で変えられることを整理する
夜勤の回数を減らしてもらえないか相談する。
部署を変える。
夜勤なしのポジションが作れないか確認する。
全部うまくいくとは言えない。
でも「辞めるか、続けるか」以外にも
動き方はある。
夜勤回数が少ない職場という選択肢
職場によって、夜勤の有無や回数、働き方には違いがあります。
クリニック、外来、健診センター、訪問看護。
夜勤回数の少ない求人や、夜勤のない求人が見つかる場合もあります。
「看護師=夜勤あり」は、
今の場所から見えている景色に過ぎない。
夜勤なしで働く看護師の働き方を知る
転職すると決めなくていい。
ただ、
「夜勤なしで働いている看護師が
本当にいるのか」
を確認するだけでもいい。
知るだけなら、
誰にも迷惑をかけない。
「そういう選択肢がある」と知るだけで、
「ここにいるしかない」という苦しさが
少し薄まることがある。
今すぐ辞めなくてもいい。でも選択肢は知っておいてください
夜勤のない職場や、夜勤回数の少ない職場。
夜勤がない、または少ない働き方。
そういう選択肢が本当にあるのか。
まずそれを知るだけでも、
「また夜勤だ」と思うたびに泣いてしまう今より、
少し気持ちが変わることがあります。
求人では、夜勤なし・夜勤少なめといった条件で探せる職場もあります。
転職すると決めなくていい。
応募する必要もありません。
ただ、
夜勤のない働き方や、夜勤回数の少ない働き方が本当にあるのか。
それだけは知っておいてもいいと思います。
知らないまま我慢するのと、
選択肢があることを知った上で考えるのとでは、
気持ちの重さが少し変わるからです。
応募するためではなく、
今の病院以外にどんな働き方があるのかを見るだけでも大丈夫です。
まとめ
・夜勤前に泣くのは甘えではない
・夜勤前に涙が出る状態が続くなら、我慢だけで乗り切る必要はない
・辞められない理由があるのは自然なこと
・今すぐ転職を決めなくていい
・まずは夜勤なしの働き方があることを知るだけでもいい
「また夜勤だ」と思っただけで涙が出る夜が続いているなら、
それはあなたが弱いんじゃない。
泣きながら制服を着て、
泣きながら玄関を出て、
それでも毎日出勤してきた。
今夜は転職を決めなくていい。
ただ、
夜勤前に泣かなくていい働き方が
本当にあるのか。
それだけ知っておいてほしい。
選択肢があると知るだけで、
「ここで我慢するしかない」
という苦しさは少し軽くなることがあります。

